おおい町暦会館

本朝七十二候の夏

立夏りっか

第十九候かわずはじめて

第十九候
おおい町在住の夫婦

時候告知文の内容

蛙が鳴き始める時節。

『現代こよみ読み解き辞典』岡田芳郎・阿久根末忠/著。柏書房出版

  • 節気
    立夏_初候
  • 日取り
    5月6日
  • 太陽黄経
    45°
  • 『宣明暦』記載
    螻こく(左:虫,右:國)鳴
  • 『貞享暦』記載
    鵑始鳴

第二十候蚯蚓みみずいず

第二十候
おおい町在住の夫婦

時候告知文の内容

蚯蚓みみずが地上に這い出る時節。

蚯蚓きゅういん=みみず。丘蚓きゅういん

『現代こよみ読み解き辞典』岡田芳郎・阿久根末忠/著。柏書房出版

  • 節気
    立夏_次候
  • 日取り
    5月10日
  • 太陽黄経
    50°
  • 『宣明暦』記載
    蚯蚓出
  • 『貞享暦』記載
    蚯蚓出

第二十一候竹笋たけのこしょう

第二十一候
おおい町在住の夫婦

時候告知文の内容

竹の子が生えてくる時節。

竹笋ちくじゅん=竹の子(筍)。「じゅん」は「じゅん」の別体字。

『現代こよみ読み解き辞典』岡田芳郎・阿久根末忠/著。柏書房出版

  • 節気
    立夏_末候
  • 日取り
    5月15日
  • 太陽黄経
    55°
  • 『宣明暦』記載
    王瓜生
  • 『貞享暦』記載
    竹笋生

小満しょうまん

第二十二候かいこきて、くわ

第二十二候
おおい町在住の夫婦

時候告知文の内容

かいこが桑の葉を盛んに食べ始める時節。

『現代こよみ読み解き辞典』岡田芳郎・阿久根末忠/著。柏書房出版

  • 節気
    小満_初候
  • 日取り
    5月21日
  • 太陽黄経
    60°
  • 『宣明暦』記載
    苦菜秀
  • 『貞享暦』記載
    蚕起食桑

第二十三候紅花べにばなさか

第二十三候
おおい町在住の夫婦

時候告知文の内容

紅花の紅黄色の頭花が盛んに咲く時節。

『現代こよみ読み解き辞典』岡田芳郎・阿久根末忠/著。柏書房出版

  • 節気
    小満_次候
  • 日取り
    5月26日
  • 太陽黄経
    65°
  • 『宣明暦』記載
    靡草死
  • 『貞享暦』記載
    紅花栄

第二十四候麦秋むぎのときいた

第二十四候
おおい町在住の夫婦

時候告知文の内容

麦が熟して畑一面が黄金色になる時節。初夏の風さわやかな好季節である。

麦秋ばくしゅう=陰暦四月の異称。麦が熟する頃なのでこの名がある。

『現代こよみ読み解き辞典』岡田芳郎・阿久根末忠/著。柏書房出版

  • 節気
    小満_末候
  • 日取り
    5月31日
  • 太陽黄経
    70°
  • 『宣明暦』記載
    小暑至
  • 『貞享暦』記載
    麦秋至

芒種ぼうしゅ

第二十五候螳螂かまきりしょう

第二十五候
おおい町在住の夫婦

時候告知文の内容

螳螂かまきりが生まれ出る時節。

螳螂とうろう=かまきり。蟷螂・螳蜋とも。

『現代こよみ読み解き辞典』岡田芳郎・阿久根末忠/著。柏書房出版

  • 節気
    芒種_初候
  • 日取り
    6月6日
  • 太陽黄経
    75°
  • 『宣明暦』記載
    螳螂生
  • 『貞享暦』記載
    螳螂生

第二十六候くされたるくさほたる

第二十六候
おおい町在住の夫婦

時候告知文の内容

腐った草がむれ、螢となる時節。すなわち、この頃腐った草などの下から、さなぎからふ化した螢が夕闇を知り光を発し始めることをいう。

腐草ふそう=腐った草。

『現代こよみ読み解き辞典』岡田芳郎・阿久根末忠/著。柏書房出版

  • 節気
    芒種_次候
  • 日取り
    6月11日
  • 太陽黄経
    80°
  • 『宣明暦』記載
    鵙始鳴
  • 『貞享暦』記載
    腐草為螢

第二十七候梅のばむ

第二十七候
おおい町在住の夫婦

時候告知文の内容

梅の実が黄ばんで熟す時節。

梅子ばいし=梅の実。

『現代こよみ読み解き辞典』岡田芳郎・阿久根末忠/著。柏書房出版

  • 節気
    芒種_末候
  • 日取り
    6月16日
  • 太陽黄経
    85°
  • 『宣明暦』記載
    反舌無声
  • 『貞享暦』記載
    梅始黄

夏至げし

第二十八候乃東だいとうかる

第二十八候
おおい町在住の夫婦

時候告知文の内容

草木いずれも繁茂はんもする中で、夏枯草かこそうのみが枯れていく時節。

乃東だいとう夏枯草かこそうの古名。「なつかれくさ」とも。冬至の頃に緑の芽を出し、夏至の頃に枯れるところから、この名がある。

『現代こよみ読み解き辞典』岡田芳郎・阿久根末忠/著。柏書房出版

  • 節気
    夏至_初候
  • 日取り
    6月21日
  • 太陽黄経
    90°
  • 『宣明暦』記載
    鹿角解
  • 『貞享暦』記載
    乃東枯

第二十九候菖蒲あやめはなさ

第二十九候
おおい町在住の夫婦

時候告知文の内容

菖蒲あやめの花が咲き始める時節。

菖蒲しょうぶ=あやめ。

『現代こよみ読み解き辞典』岡田芳郎・阿久根末忠/著。柏書房出版

  • 節気
    夏至_次候
  • 日取り
    6月27日
  • 太陽黄経
    95°
  • 『宣明暦』記載
    蜩始鳴
  • 『貞享暦』記載
    分竜雨

第三十候半夏はんげしょう

第三十候
おおい町在住の夫婦

時候告知文の内容

からすびしゃくが生え始める頃で、田植えもそろそろ終わりになる時節。

半夏はんげ=からすびしゃく。さといもの類の多年草で、毒草。㊟半夏生は雑節として暦に記載されている。

『現代こよみ読み解き辞典』岡田芳郎・阿久根末忠/著。柏書房出版

  • 節気
    夏至_末候
  • 日取り
    7月2日
  • 太陽黄経
    100°
  • 『宣明暦』記載
    半夏生
  • 『貞享暦』記載
    半夏生

小暑しょうしょ

第三十一候温風あつかぜいた

第三十一候
おおい町在住の夫婦

時候告知文の内容

盛夏の候となり、あたたかい風が吹いてくる時節。

温風うんぷう=真夏から夏の末にかけて吹く暖かい風。「おんぷう」「あつかぜ」とも読む。

『現代こよみ読み解き辞典』岡田芳郎・阿久根末忠/著。柏書房出版

  • 節気
    小暑_初候
  • 日取り
    7月7日
  • 太陽黄経
    105°
  • 『宣明暦』記載
    温風至
  • 『貞享暦』記載
    温風至

第三十二候はすはじめてひら

第三十二候
おおい町在住の夫婦

時候告知文の内容

蓮の花が咲き始める時節。

『現代こよみ読み解き辞典』岡田芳郎・阿久根末忠/著。柏書房出版

  • 節気
    小暑_次候
  • 日取り
    7月12日
  • 太陽黄経
    110°
  • 『宣明暦』記載
    蟋蟀居壁
  • 『貞享暦』記載
    蓮始華

第三十三候たかすなわわざなら

第三十三候
おおい町在住の夫婦

時候告知文の内容

今年生まれた鷹の幼鳥が飛ぶことを覚えて空に舞い上がる時節。㊟「鷹乃学習」は「たか、いまし がくしゅうす」とも読む。

いまし=古訓で、すなわちの意。

『現代こよみ読み解き辞典』岡田芳郎・阿久根末忠/著。柏書房出版

  • 節気
    小暑_末候
  • 日取り
    7月18日
  • 太陽黄経
    115°
  • 『宣明暦』記載
    鷹乃学習
  • 『貞享暦』記載
    鷹乃学習

大暑たいしょ

第三十四候きりはじめてはなむす

第三十四候
おおい町在住の夫婦

時候告知文の内容

桐の花が結実して、卵形で固い実がなり始める時節。桐の花は、早春、葉に先だって咲く。

結ぶ=花を結実させる。

『現代こよみ読み解き辞典』岡田芳郎・阿久根末忠/著。柏書房出版

  • 節気
    大暑_初候
  • 日取り
    7月23日
  • 太陽黄経
    120°
  • 『宣明暦』記載
    腐草為螢
  • 『貞享暦』記載
    桐始結花

第三十五候つちうるおうて、溽暑むしあつ

第三十五候
おおい町在住の夫婦

時候告知文の内容

土がじっとりして蒸し暑くなる時節。

溽厚じゅくしょ=非常に蒸し暑いこと。

『現代こよみ読み解き辞典』岡田芳郎・阿久根末忠/著。柏書房出版

  • 節気
    大暑_次候
  • 日取り
    7月29日
  • 太陽黄経
    125°
  • 『宣明暦』記載
    土潤溽暑
  • 『貞享暦』記載
    土潤溽暑

第三十六候大雨たいう時行ときどきふ

第三十六候
おおい町在住の夫婦

時候告知文の内容

時として大雨おおあめが降る時節。

『現代こよみ読み解き辞典』岡田芳郎・阿久根末忠/著。柏書房出版

  • 節気
    大暑_末候
  • 日取り
    8月3日
  • 太陽黄経
    130°
  • 『宣明暦』記載
    大雨時行
  • 『貞享暦』記載
    大雨時行