おおい町暦会館

本朝七十二候の秋

立秋りっしゅう

第三十七候涼風すずかぜいた

第三十七候
おおい町在住の夫婦

時候告知文の内容

涼しい風が立ち始める時節。

涼風りょうふう=すず風。涼しい風。

『現代こよみ読み解き辞典』岡田芳郎・阿久根末忠/著。柏書房出版

  • 節気
    立秋_初候
  • 日取り
    8月7日
  • 太陽黄経
    135°
  • 『宣明暦』記載
    涼風至
  • 『貞享暦』記載
    涼風至

第三十八候寒蟬ひぐらし

第三十八候
おおい町在住の夫婦

時候告知文の内容

ひぐらしが鳴き始める時節。

寒蝉かんせん=ひぐらし。また、秋に鳴くせみをいう。「かんぜん」とも読む。

『現代こよみ読み解き辞典』岡田芳郎・阿久根末忠/著。柏書房出版

  • 節気
    立秋_次候
  • 日取り
    8月13日
  • 太陽黄経
    140°
  • 『宣明暦』記載
    白露降
  • 『貞享暦』記載
    山沢浮雲

第三十九候ふかきり升降まとう

第三十九候
おおい町在住の夫婦

時候告知文の内容

濃い霧がまとわりつくように立ち込める時節。

蒙霧もうむ=もうもうと立ち込める霧。

『現代こよみ読み解き辞典』岡田芳郎・阿久根末忠/著。柏書房出版

  • 節気
    立秋_末候
  • 日取り
    8月18日
  • 太陽黄経
    145°
  • 『宣明暦』記載
    寒蝉鳴
  • 『貞享暦』記載
    霧色已成

処暑しょしょ

第四十候綿わたはなしべひら

第四十候
おおい町在住の夫婦

時候告知文の内容

綿を包むがくが開き始める時節。

うてな=「はなしべ」は古訓で、花のがくをいう。また、はなぶさ。

『現代こよみ読み解き辞典』岡田芳郎・阿久根末忠/著。柏書房出版

  • 節気
    処暑_初候
  • 日取り
    8月23日
  • 太陽黄経
    150°
  • 『宣明暦』記載
    鷹乃祭鳥
  • 『貞享暦』記載
    寒蝉鳴

第四十一候天地てんちはじめてさむ

第四十一候
おおい町在住の夫婦

時候告知文の内容

ようやく暑さも鎮まる時節。

しじむ=古訓で、おとろえる・ちぢむの意。「しゅくす」「しじし」の読みもある。「草木みなしじむ」(『呂氏春秋』季春紀)とある。

『現代こよみ読み解き辞典』岡田芳郎・阿久根末忠/著。柏書房出版

  • 節気
    処暑_次候
  • 日取り
    8月28日
  • 太陽黄経
    155°
  • 『宣明暦』記載
    天地始粛
  • 『貞享暦』記載
    天地始粛

第四十二候こくものすなわみの

第四十二候
おおい町在住の夫婦

時候告知文の内容

稲が実る時節。

=稲。漢代以前は、あわをさしたという。

みのる=成熟する。㊟陰[禾乃登]は「か、いまし みのる」とも読む。

いまし=古訓で、すなわちの意。。

『現代こよみ読み解き辞典』岡田芳郎・阿久根末忠/著。柏書房出版

  • 節気
    処暑_末候
  • 日取り
    9月2日
  • 太陽黄経
    160°
  • 『宣明暦』記載
    禾乃登
  • 『貞享暦』記載
    禾乃登

白露はくろ

第四十三候くさつゆしろ

第四十三候
おおい町在住の夫婦

時候告知文の内容

草に降りた露が白く光って見える時節。

『現代こよみ読み解き辞典』岡田芳郎・阿久根末忠/著。柏書房出版

  • 節気
    白露_初候
  • 日取り
    9月8日
  • 太陽黄経
    165°
  • 『宣明暦』記載
    鴻雁来
  • 『貞享暦』記載
    草露白

第四十四候鶺鴒せきれい

第四十四候
おおい町在住の夫婦

時候告知文の内容

小川や沼などの水辺で、せきれいが鳴き始める時節。

『現代こよみ読み解き辞典』岡田芳郎・阿久根末忠/著。柏書房出版

  • 節気
    白露_次候
  • 日取り
    9月13日
  • 太陽黄経
    170°
  • 『宣明暦』記載
    玄鳥帰
  • 『貞享暦』記載
    鶺鴒鳴

第四十五候玄鳥つばめ

第四十五候
おおい町在住の夫婦

時候告知文の内容

玄鳥つばめが南へ帰っていく時節。

玄鳥げんちょう=つばめの異称。乙鳥いつちょうとも。また一説に、つるの異称とも。

『現代こよみ読み解き辞典』岡田芳郎・阿久根末忠/著。柏書房出版

  • 節気
    白露_末候
  • 日取り
    9月18日
  • 太陽黄経
    175°
  • 『宣明暦』記載
    羣鳥養羞
  • 『貞享暦』記載
    玄鳥去

秋分しゅうぶん

第四十六候かみなりすなわこえおさ

第四十六候
おおい町在住の夫婦

時候告知文の内容

雷が鳴り響かなくなる時節。

『現代こよみ読み解き辞典』岡田芳郎・阿久根末忠/著。柏書房出版

  • 節気
    秋分_初候
  • 日取り
    9月23日
  • 太陽黄経
    180°
  • 『宣明暦』記載
    雷乃収声
  • 『貞享暦』記載
    鴻雁来

第四十七候むしかくれて、ふさ

第四十七候
おおい町在住の夫婦

時候告知文の内容

虫が土中に作った穴をふさぐ時節。

蟄虫ちっちゅう=土の中にいる虫。

とざす・ふさぐ=土で隙間を塞ぐ。閉じる。「坯」は「坏」の俗字。

『現代こよみ読み解き辞典』岡田芳郎・阿久根末忠/著。柏書房出版

  • 節気
    秋分_次候
  • 日取り
    9月28日
  • 太陽黄経
    185°
  • 『宣明暦』記載
    蟄虫坯戸
  • 『貞享暦』記載
    蟄虫坯戸

第四十八候みずはじめて、かる

第四十八候
おおい町在住の夫婦

時候告知文の内容

水田の水を干し始め、収穫に備える時節。

かるる=水が尽きてなくなる。

『現代こよみ読み解き辞典』岡田芳郎・阿久根末忠/著。柏書房出版

  • 節気
    秋分_末候
  • 日取り
    10月3日
  • 太陽黄経
    190°
  • 『宣明暦』記載
    水始涸
  • 『貞享暦』記載
    水始涸

寒露かんろ

第四十九候鴻雁こうがんきた

第四十九候
おおい町在住の夫婦

時候告知文の内容

雁が飛来し始める時節。

鴻雁=秋に飛来する渡り鳥のがん。鴻鴈とも書く。「鴻」はがんの大形、「雁」はがんの小形のものをいう。また一説に、鴻雁は大きながんをさすとも。

『現代こよみ読み解き辞典』岡田芳郎・阿久根末忠/著。柏書房出版

  • 節気
    寒露_初候
  • 日取り
    10月8日
  • 太陽黄経
    195°
  • 『宣明暦』記載
    鴻雁来賓
  • 『貞享暦』記載
    棗栗零

第五十候きくはなひら

第五十候
おおい町在住の夫婦

時候告知文の内容

菊の花が咲き始める時節。

『現代こよみ読み解き辞典』岡田芳郎・阿久根末忠/著。柏書房出版

  • 節気
    寒露_次候
  • 日取り
    10月13日
  • 太陽黄経
    200°
  • 『宣明暦』記載
    雀入大水為蛤
  • 『貞享暦』記載
    蟋蟀在戸

第五十一候蟋蟀きりぎりす

第五十一候
おおい町在住の夫婦

時候告知文の内容

蟋蟀きりぎりすが戸にあって鳴く時節。

蟋蟀しつしゅつ=きりぎりす。促織とも、「しつそつ」ともいう。また一説に、こおろぎ・いとどの異名とも。

『現代こよみ読み解き辞典』岡田芳郎・阿久根末忠/著。柏書房出版

  • 節気
    寒露_末候
  • 日取り
    10月18日
  • 太陽黄経
    205°
  • 『宣明暦』記載
    菊有黄華
  • 『貞享暦』記載
    菊花開

霜降そうこう

第五十二候しもはじめて

第五十二候
おおい町在住の夫婦

時候告知文の内容

田園にも霜が降り始める時節。

『現代こよみ読み解き辞典』岡田芳郎・阿久根末忠/著。柏書房出版

  • 節気
    霜降_初候
  • 日取り
    10月23日
  • 太陽黄経
    210°
  • 『宣明暦』記載
    犲乃祭獣
  • 『貞享暦』記載
    霜始降

第五十三候こさめ時施ときどきふ

第五十三候
おおい町在住の夫婦

時候告知文の内容

秋も終わりとなる頃で、小雨がしとしとと降ってわびしい時節。

そう=こさめ。雨の音が本意。

ほどこす=広い範囲に行き渡らせる。

『現代こよみ読み解き辞典』岡田芳郎・阿久根末忠/著。柏書房出版

  • 節気
    霜降_次候
  • 日取り
    10月28日
  • 太陽黄経
    215°
  • 『宣明暦』記載
    草木黄落
  • 『貞享暦』記載
    蔦楓紅葉

第五十四候もみじつたきば

第五十四候
おおい町在住の夫婦

時候告知文の内容

紅葉もみじつたの葉が黄葉こうようする時節。

ばむ=黄葉こうようする。

『現代こよみ読み解き辞典』岡田芳郎・阿久根末忠/著。柏書房出版

  • 節気
    霜降_末候
  • 日取り
    11月2日
  • 太陽黄経
    220°
  • 『宣明暦』記載
    蟄虫咸俯
  • 『貞享暦』記載
    鶯雛鳴